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DATE : 2017/12/12 (Tue)
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DATE : 2009/11/12 (Thu)
患者の遺伝子を検査して、薬剤による治療効果の高い人を事前に確かめて治療する「個別化治療」が、がん治療で進んでいる。不必要な薬剤を使わなくて済み、医療費の節約にもなりそうだ。

 がんの個別化治療でいま注目されているのが、大腸がんの治療で使われる分子標的薬のセツキシマブ(商品名アービタックス)。切除手術が難しく、再発か転移した重い大腸がん患者が対象の薬だ。分子標的といわれるのは、細胞膜にあって、細胞増殖のスイッチとして働く上皮成長因子受容体(EGFR)の分子に結合して、がん細胞の増殖を抑えるためだ。

 従来の抗がん剤と併用して使うと、がんが悪化しない期間が延びたり、副作用が軽くなったりする効果が国内外の臨床試験で確かめられた。副作用で従来の抗がん剤が使えない患者では、セツキシマブだけを使う場合もある。欧米では6年前から、日本でも昨年9月から使われ始めた。

 しかし、欧米と日本では使われ方が異なる。個別化治療に詳しい防衛医科大病院の市川度(わたる)・腫瘍(しゅよう)化学療法部副部長によると、英国やドイツ、米国などでは、事前に効く人と効かない人を遺伝子検査で分け、効かない人には使わないという。

 検査は、細胞分裂にかかわるKRAS(ケーラス)遺伝子に変異があるかどうかを調べる。変異があるとセツキシマブを投与しても効かないことが世界の臨床試験で分かった。市川さんは「平均的に言って、切除不能の大腸がん患者の4割前後は、KRAS遺伝子に変異がある」と話す。

 ところが、日本では遺伝子検査に健康保険が適用されないため、効かない患者にもセツキシマブが使われているのが現状だ。昨年9月から1年間で約6000人の患者がセツキシマブを処方されたが、そのうち4割前後は効かないケースだったことになる。

    *

 一方、政府が昨年12月、遺伝子検査を先進医療の一つとして認めたことから、先進医療施設として認定された国立がんセンター東病院(千葉県柏市)は今年5月から遺伝子検査を実施している。

 これまで研究目的も含め約200人の患者が検査を受けた。費用は全額自己負担で8万円。2種類の検査法で遺伝子変異の有無を確認し、両方の検査で確実に変異があると分かった場合は、セツキシマブを投与しない。

 消化器がんの化学療法で知られ、遺伝子検査と治療の有効性を見てきた吉野孝之・同病院消化器内科医師は「変異のない患者の約7割でよく効くか、がんの進行が止まるなど効果が確認できた。効かない患者(変異のある患者)を除いた場合の有効性は高い」と話す。

 日本では、健康保険が使える保険診療と保険外の自由診療を併せて受ける混合診療が認められていない。このため、一般の病院では保険診療を受けながら、遺伝子検査だけを自己負担で受けることはできない。全国の主要な病院などで組織する大腸癌(がん)研究会(東京都)は「欧米のように遺伝子検査をすれば、有効性が期待できない患者に使わなくて済み、医療費が大幅に節約できる」と今年4月、厚生労働省に健康保険の適用を訴えた。

 財団法人・パブリックヘルスリサーチセンター(東京都)は10月から、5000人を目標に、無料でKRAS検査が受けられる研究事業を始めた。全国の病院が患者の遺伝子サンプルを同センターに提供する形で参画する。遺伝子検査を希望する患者は、自分の病院が同事業に参画しているかどうかを確認してみよう。
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