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DATE : 2009/06/02 (Tue)
抗がん剤が効くタイプの患者かどうかを、遺伝子検査などで事前に判定する試みが広がっている。
進行した大腸がんに対する新しい抗がん剤「セツキシマブ(商品名アービタックス)」について、国立がんセンター東病院(千葉県柏市)は、患者の遺伝子検査を、一部に保険がきく先進医療として始めた。効果がないと判明した場合には使用を控えることで、無用な副作用や患者の経済的負担を減らすのが目的だ。
セツキシマブは、大腸がんが手術できないほど進行した場合や再発した場合の治療薬として昨年7月、承認された。がん細胞を直接攻撃するのではなく、がん細胞の表面に増える「上皮成長因子受容体(EGFR)」に結合し、がん細胞の増殖を抑える薬だ。
 ところが、大腸がん患者の4割には、がん細胞内で増殖の信号を伝えるKRAS(ケイラス)という遺伝子に変異があり、変異した遺伝子は自ら細胞増殖の指令を出すようになる。このため、KRAS遺伝子に変異がある患者では、セツキシマブを用いて受容体を抑えても、がん細胞の増殖を防ぐ効果がない。
 米国などの試験では、KRAS遺伝子に変異がない進行がん患者にセツキシマブを使った場合、生存期間は9・5か月と、使わない場合の4・8か月より約2倍長かった。一方、KRAS遺伝子に変異がある患者では、セツキシマブを使った場合(4・5か月)と使わなかった場合(4・6か月)で差がなかった。
患者によって効くタイプかどうかを事前に調べる検査は、他にも数種類の抗がん剤で行われている。
 乳がん治療薬のトラスツズマブ(商品名ハーセプチン)は、がん細胞に特定のたんぱく質が増えているかどうかや遺伝子を調べたうえで、効果のあるタイプの患者に使用される。
 肺がんに使う抗がん剤ゲフィチニブ(商品名イレッサ)は、EGFR遺伝子に変異があるタイプの患者で、効果が高いとされている。また、肺がんや大腸がんなどに使われるイリノテカン(商品名カンプト、トポテシン)では、白血球減少や下痢などの副作用が特に強く出るタイプの患者を事前に調べる遺伝子検査が昨年、保険適用された。
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