category: 大腸がんの名医
DATE : 2010/01/12 (Tue)
DATE : 2010/01/12 (Tue)
がんに対する治療は、手術、抗がん剤、放射線治療という3つの治療法を、その方の状態に応じて組み合わせて行っていきます。この基本的な考え方は、がんの治療法が日進月歩とはいうものの、変わっていません。ただ、以下のように大腸がん特有の進歩もあります。
1)手術
他の領域の手術と同様に、患者さんの体への負担が少ない手術方法が考案されています。以前は、下腹部を切開する開腹手術しかありませんでしたが、現在は、病状(部位や進行度)によって小さな創ですむ「腹腔鏡下手術」が行われています。術後の疼痛も少なく、創部も小さいので美容的に優れていることのほかに、近年では、治療成績も開腹手術と変わらないという報告も出てきました。今後は、安全性を確保しつつ、さらに適応が拡大していくことが予想されています。
また、大腸がんの特徴として、肛門から大腸内視鏡(大腸ファイバー)を挿入し、内視鏡の処置のみで切除できるケースも、早期がんではあります。この場合、まったくお腹に傷をつけずに治療することが可能です。
2)抗がん剤
大腸がんに対する抗がん剤は、注射・点滴薬のほかに、飲み薬もいくつかの種類が用いられています。近年の研究開発の成果で、新しいお薬も用いられるようになってきましたし、これらを含めたお薬の新しい組み合わせも考案されています。
3)放射線治療
放射線治療については、脳転移による症状や骨転移による痛みを軽減する為に行われますが、大腸がんそのものを治療する為に用いられることはありません。
このほかに、近年では免疫療法についても徐々に研究は進んでいますが、まだ保険診療で受けられるものは登場していません。
1)手術
他の領域の手術と同様に、患者さんの体への負担が少ない手術方法が考案されています。以前は、下腹部を切開する開腹手術しかありませんでしたが、現在は、病状(部位や進行度)によって小さな創ですむ「腹腔鏡下手術」が行われています。術後の疼痛も少なく、創部も小さいので美容的に優れていることのほかに、近年では、治療成績も開腹手術と変わらないという報告も出てきました。今後は、安全性を確保しつつ、さらに適応が拡大していくことが予想されています。
また、大腸がんの特徴として、肛門から大腸内視鏡(大腸ファイバー)を挿入し、内視鏡の処置のみで切除できるケースも、早期がんではあります。この場合、まったくお腹に傷をつけずに治療することが可能です。
2)抗がん剤
大腸がんに対する抗がん剤は、注射・点滴薬のほかに、飲み薬もいくつかの種類が用いられています。近年の研究開発の成果で、新しいお薬も用いられるようになってきましたし、これらを含めたお薬の新しい組み合わせも考案されています。
3)放射線治療
放射線治療については、脳転移による症状や骨転移による痛みを軽減する為に行われますが、大腸がんそのものを治療する為に用いられることはありません。
このほかに、近年では免疫療法についても徐々に研究は進んでいますが、まだ保険診療で受けられるものは登場していません。
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